こども睡眠カウンセラーについて
睡眠栄養学・中医学・心理学・脳科学・解剖生理学・発達心理学・看護・保育・教育学・分子整合医学・整体・鍼灸・アロマテラピー・ オーガニック・メンタルヘルス・カウンセリングなど様々な分野に精通する複数の睡眠の専門家が、カウンセラーを養成。
カウンセラーは、カウンセリングによって、個別の問題にフォーカスし、こどもの睡眠に悩むお母さんたちに「正しい知識」と「改善法」をお伝えし、睡眠プログラムを実施します。
こども睡眠カウンセラーの役割
世界一睡眠時間が短いのが、日本のこどもたちというデータが2010年に発表されました。
ニュージーランドやオーストラリア、イギリスの子どもは総睡眠時間は13時間を越えているのに比べ、日本の総睡眠時間では日本が17ヵ国の中で一番短い11時間37分です。(画像参照)
しかし、残念ながら、まだほとんどの日本人が、こどもの睡眠について危機感を持っていません。
それどころか日本人の親は、自分のこどもは夜眠れているから大丈夫だと全く問題意識を持っていない人が80%以上おり、これは、世界的に見てもかなり多いほうです。しかし、日本のこどもたちの睡眠は本当に大丈夫なのでしょうか?
睡眠に問題があると考えられるこどもは推定でも数百万人いると考えられます。実は、朝自力で起きれないこどもの推定人数だけを見ても776万人ぐらいいると予測されています。
不登校のきっかけ第2位が睡眠などの生活リズムの乱れ
発達障害の子どもが睡眠障害を有する割合:約45%
さらに、文部科学省の調査委では、睡眠リズムの良い子どもと悪い子どもの学力の比較では、最大で38.6%も学力差があったというようにこのままでは、こどもたちの学力低下の傾向がますます強くなっていきます。
このように、不登校や発達障がい児の増加、日本のこどもたちの学力低下という社会課題にまで影響してくる睡眠。これだけのこどもたちが、睡眠の問題を抱えている日本の現状を、このまま見過ごすわけにはいかないと私たちは考えます。
睡眠の問題によって起こる影響
- 脳の発育、記憶力の発達
- 不登校の原因
- 発達障がいとの関係
- 運動能力の発達
- メンタルヘルス、うつ病リスクへの影響
- 学習への影響
- こどもの肥満、病気リスク増加
- 月経開始の低年齢化(早ければ小3で月経開始)
など、様々な方面への悪影響も懸念されます。
さらに、共働き家庭やシングルマザーの増加に加えて塾やゲームなどでますます睡眠時間が短くなっている日本のこどもたち。
そして、もはや医療や行政だけでは対処できない、限界や弊害もあります。
そこで、当協会では、こどもの睡眠時間の確保や睡眠リズム、年齢に応じた生活習慣の改善のために睡眠学、栄養学、心理学、解剖生理学などの観点から各ご家庭ごとのライフスタイルに最適な解決策をカウンセリングを通して、睡眠の質を向上させ、問題解決できる「こどもの睡眠の専門家」を社会に輩出していきます。
例えば、夜の寝かしつけに時間がかかりすぎるこどもには自然な眠気が来るためのメソッドを。
朝起きられないこどもには、起きる力に必要なホルモンの分泌をよくするメソッドを。
などというように、年齢や家庭環境、親御さんの状況を丁寧にヒアリングしなら、あらゆる分野から可能性と思われる原因を探り、個別にあったプログラムを提案できるようなカウンセラーを養成していきます。